アノオト

2014.06.18

0.1秒の戦い「超ウルトライントロクイズ」って知ってますか?

140613anooto

クイズ・ドレミファドン!」という番組の知名度はどれくらいなのだろうか。

80年代にはかなりの人気番組だったので、30代後半〜40代の人にはご存知の方が多いと思うが、それ以下の年代では知らない人の方が多いかもしれない。音楽をテーマにしたいろんなゲームをやる番組で、全体的に工夫が凝らされていて面白かった記憶がある。

そのドレミファドン!の中心的なコーナーとして、イントロクイズというのがある。その名の通り、イントロの短い部分だけを聞いて何の曲か当てるというクイズだ。


クイズ ドレミファドン 投稿者 kkkk12120928

このイントロクイズで特徴的だったのが、番組後半に行くにしたがってイントロの再生秒数が短くなっていくという点。最初は回答が出るまでずっと聞かせてくれるのが、中盤では数秒程度となり、最後はほんの1秒も聞かせてくれない(YouTubeに上がっている録画で「0.1秒」と言っているものがあった。本当にそれくらいかもしれない)。

ここで面白いのは、たとえ1秒未満でも、分かる人はそれでも、曲名が分かってしまうというところだ

小さい頃は音楽にあまり興味がなかったので、「こんなの絶対分かるわけない!何かの仕掛けがあるにちがいない!」と思っていたのだが、その後いろんな音楽に接したり、何度も繰り返して好きな曲を聞くような経験を経て、今では0.1秒でも分かるものは分かってしまうものだな、と思うようになった。

それこそ自分の曲などは、完成まで何度も飽きるほど聞かなければいけないので、おそらく出だしの一音だけで分かるだろうと思う。

最近、スマホアプリで、音を聞かせると曲を判別してくれる「Shazam」や「SoundHound」などを使ってみて、なんともすごい技術だなと思ったのだが、たった0.1秒で曲を判別してしまう人間の耳はもっとすごい。でも将来、このレベルの認識能力を機械で実現してしまう日が来るのかもしれない。それは楽しみなようであり、ちょっと怖くもある気がする。

この記事をかいた人: 除村武志

慶応義塾大学理工学研究科計測工学専攻修了。8bitミュージックユニット「YMCK」の作詞・作曲・サウンドプロデュース担当として米国・スウェーデン・オランダ・フランス・タイ・韓国・台湾など各国で国際的なフェスやイベントに出演。iOS/MacOSアプリ開発も行い、MacOS用AudioUnitプラグイン「Magical 8bit Plug」は世界中で愛用されているほか、iOS楽器アプリ「YMCK Player」もライブパフォーマンス用ツールとして評価が高い。