アノオト

2014.03.14

チップチューンといえばファミコン音源?いえいえ、FM音源もありますよ

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シンプルで太く、存在感のあるアナログシンセサイザーサウンドは今もなお人気で、ポップス科エレクトロニカ属なトラックでもよく使われていますよね。あのピコピコな音だけで作ったサウンドのジャンル、皆さまはご存じですか?

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=Uu5qinDbDrk?rel=0&w=640&h=480]

ゲーム音楽=ピコピコ音楽と言われていた80年代に生まれた、その音楽ジャンルは「チップチューン」。現在はファミコンの実機を使って演奏したり、初代ゲームボーイの音色をエミュレートしたソフトで譜面を打ち込むスタイルが主流で、チップチューン=ファミコン音源・ゲームボーイ音源(PSG音源)の曲、といった捉え方もされています。

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=16D7GB5wjso?rel=0&w=640&h=480]

でもそこに異論を唱えたい! ピコピコなアナログシンセな音だけがチップチューンじゃない! キラキラなFM音源の曲だって立派なチップチューンなんですよ!

チップチューンとは本来、ゲーム機やパソコンなどに内蔵されている音源チップ(IC)のみで楽曲を作るスタイルのことを指します。すなわちファミコンのPSG音源で作った曲も、PC-8801mkIISRFM音源で鳴らした曲も、チップチューンみな兄弟。ではFM音源の曲がどのような音色で構成されているのか。1987年の日本ファルコム「ソーサリアン」で聴いてみましょう。

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=MXB31nkBDII?rel=0&w=640&h=480]

演奏を担当したパソコンの仕様上、FM音源とPSG音源の両方が使われていますが、いわゆるファミコン音源の曲と比べて金属的なサウンドや余韻の表現に違いを見ることができます。

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=4OnTQszT3Bc?rel=0&w=640&h=480]

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=V_gPQ6pHK5M?rel=0&w=640&h=480]

この2曲は2006年発売のCD、「FM Sound Module Maniax」のトラック。強めのエフェクトがかかってはいますが、透明感のあるFMトーンは健在です。

他にもFM音源を使ったチップチューンの名曲はいっぱいありますよ。ピコピコもいいけどキラキラもね! ぜひ探してみて!

Photo by allert

この記事をかいた人: 武者良太

モノ系情報をお届けしているいちライター。紙媒体ではモノマガジンなど、WEBではギズモードなどで活動中。音楽出版社のヘッドフォンブックにも参加している。