アノオト

2013.12.12

なにこの立体感…。ヘッドフォンの真の実力は、YouTubeでチェックできる!?

空前のヘッドフォン&イヤフォンブームといっても過言ではない今日。量販店の店頭には数万円の高級機がズラりと展示され、道行く人の耳にもiPhoneやAndroidスマートフォンの付属イヤフォンとは違ったデザインのヘッドフォン&イヤフォンが飾られています。

それにともない、ヘッドフォン&イヤフォンのレビューも増えました。価格.comや2ちゃんねるでは毎日のように侃々諤々とあのコがいい、いやそのコに決めたと口プロレスが繰り広げられ、音楽出版社の『ヘッドフォンブック』をはじめとした、レビュー記事を載せる専門書も注目されています。

しかし装着感と解像感ばかりが注目されているようでして、もう1つ、とても重要な選択基準となる「立体感の表現力」はあまり語られていないのが事実。

まあ仕方ないんですけどね。立体感を計れる音楽コンテンツがあまりにも少ないのが現状なので。

 

■バイノーラルマイクで録ったコンテンツが増えれば…

 

実は過去にも、ヘッドフォン&イヤフォンのブームが起きた時代があったそうです。ヘッドフォン近代博物館の「続 日本初?」によると、その時期は70年代。スピーカーと違って頭内に音が定位してしまうヘッドフォン&イヤフォンのサウンドステージを改善するべく、様々なバイノーラルマイクも各社からリリース。生録ブームと相成って大きなうねりを見せていたようです。

バイノーラルマイクとは、人間のマネキンヘッドの耳の部分にマイクを仕込んだアイテムです。直接音を多くとりこむ通常のマイクと違って、反射音もふんだんに記録できるマイクで、録音した音声をヘッドフォン&イヤフォンで再生すると…うわ、鳥肌が。どこで誰がどの楽器を演奏しているかリアルに感知できますし、背後からの音もちゃんと後ろから聴こえてくる。というかやめてその耳元での囁き声やめ…うそですもっと続けてください! モア! more!

圧倒的な立体感・臨場感で脳を揺さぶってくるバイノーラルマイク。これで録ったコンテンツがもっと増えれば、ヘッドフォン&イヤフォンの立体感をチェックできますし、そもそもヘッドフォン&イヤフォンでこそ完璧なリスニング環境となる楽曲が増えるわけで!

 

■ならばこそのYouTubeです

動画共有サイトと見られがちなYouTubeですが、音楽コンテンツも実は豊富なんです。そしてバイノーラルマイクの使い手が、様々な立体音響コンテンツを発信しているんですよ。ぜひヘッドフォン&イヤフォンで確かめてみてください。

と、上記の動画を見ているうちに、簡易型のバイノーラルマイクはお手軽に作れるんじゃないかという結論に達しました。冬休みの自由研究として実際に自作してみる予定です。

[Photo by GNU Free Documentation License

この記事をかいた人: 武者良太

モノ系情報をお届けしているいちライター。紙媒体ではモノマガジンなど、WEBではギズモードなどで活動中。音楽出版社のヘッドフォンブックにも参加している。