アノオト

2013.11.24

40代・30代にはたまらない、カセットテープ博覧サイト

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大手メーカーのほとんどがカセットテープ生産を終了し、今ではソニー日立マクセル、だけなのだとか。70年代、80年代の音楽生活を語る際に欠かせないメディアで、誰しもが持っていたものが、早くも絶滅の危機に瀕しているとなると、感慨深いものです。かくいう私も、押入の大掃除や実家帰省時に見る程度になってしまいました。インデックスの文字を見て、「懐かしい!」と思っても、カセットテープを再生する機器…コンポもウォークマンもないから、聞けず終い。カセットテープを見かけること自体、段々となくなってしまうわけです。

そんなカセットテープ写真をまとめてくれている、オーディオファンのWebサイトがあります。そのなかから、博物館と言うにふさわしい品揃えを誇るサイトをいくつか紹介いたしましょう。

懐かしのカセットテープ博物館

1997年3月のサイト開設から、2013年11月現在もなお、更新が継続中。網羅的な収集とは一線を画し、1970年代の製品を中心に展示されています。国内でのカセットテープの発売が始まった1960年代中盤を経て、クロムテープやメタルテープが登場した1970年代は、いわば日本のカセットテープの「発展期」とのことで、全盛期となる1980年代には消えてしまったブランドも多かった模様です。「OEM他展示館」のページをのぞくと、いまはもう会社ごと消滅してしまった「SANYO」ブランドのテープや「Technics」のテープなど、ノスタルジーにひたらざるを得ない写真のオンパレードです。1969年発売のナショナルのカセットテープの外箱が、今時のデザインだったりします。

カセットテープ展示館

2004年10月開設。最終更新は2010年です。メーカーごとにパッケージ写真がまとめられたページ構成で、シンプルなHTMLレイアウトが、スマホでの閲覧にも最適なスタイルとなっており、「一回転して時代が追いついた感」を、そこはかとなく味わえます。また、ら展示ラインナップからは「どこよー、このメーカーどこよー」「あったわー、これ実家にあったわー」という地獄のミサワ感も堪能できます。パッケージのデザインを見ていると、ちゃんと手と予算をかけて作った様子がうかがえ、カセットテープ全盛期だったことを物語っています。30代、40代には管理人さんのヘッドホンステレオコレクションもおすすめ。

懐かしのカセットテープ

こちらも1997年開設の老舗。最終更新は2007年7月となっています。所有カセットテープのフェイス写真がメーカー別にまとめられています。同型番でもロット別に分けて掲載しているところがすごいです。SONYの超高級メタルテープ「Metal-Master」もしっかり収蔵。テープのフェイスを年代別に見せて「コレ持ってた!」と指さしてもらえば、年齢を聞かずとも判明するのではないかと思います。気軽に歳を聞けないシビアな合コンなどでご活用ください。ポジション解説カセットテープ系図(!)も載っています。

まもなく、MD博物館のニーズも高まってくるころかとは思いますが、それまでの間、カセットテープ全盛期を偲ぶ画像をご堪能ください。

この記事をかいた人: 常山 剛

フリーランスコピーライター・Web編集者。「GIZMODO JAPAN」ライターを経て、「ライフハッカー[日本版]」「roomie」の編集長を歴任。現在は、ライティング、コピーワークの他、Webメディアスタートアップの経験を生かして、新規メディア立ち上げのコンサルティングなどを行っています。個人ブログとして「猫ジャーナル」も。