アノオト

2013.11.25

音大生なら1つは当てはまる?「音大生あるある」

私は何年も昔、東京の外れにある某私立の音大を卒業しました。そこは自分にとって当たり前の世界でしたが、一般の方々から見ると想像もつかないのか、「どんなところなのか」と、よく質問されます。そこで音大特有のちょっと変わった特徴を幾つか挙げてみました。あくまで私の個人的主観ですが、これから音大への進学を希望している高校生諸君は参考にしてみてください

■お金持ちが多い

まずはやはりお金持ちが多いということでしょうか、生徒も先生も。私立だと学費が医学部の次くらいに高いせいもありますが、以前に教授の家のパーティーにお呼ばれした際、その家のリビングにはグランドピアノ2台とチェンバロが普通に置いてありました。

■良家の子女が多い

上記のお金持ちが多いことに関連してか、良家の子女の花嫁修業の場として機能しているケースも多々あります。卒業後は結婚して趣味としてピアノを嗜むようです。ただ一般の家庭に育った生徒も当然ながら存在しますが、そういう方は似た者同士で仲良くなるため、お金持ちの人と知り合う機会はめったにありません…。

■女性比率がやたら高い

ビックリされることとして、実は女性の比率が9割にもなるのです。だから一般の男性からは大変羨ましがられます。だからと言って、そこに通う男性にとっては常に逆ハーレム状態で、無条件で誰とでも付き合える訳ではありません。それよりも大多数の女性陣の中で男性がどう振る舞うかには凄く神経を注ぎます。

■交際事情

実際の交際事情に関しては、他大学の男子学生と学祭などのイベント等で知り合いそのまま付き合うというケースが多いようです。あと、作曲学科など男性の比率が比較的多い学科の男子学生は、後で聞いた話だと他の学科の女性たちからはかなり目を付けられていたらしいです。

■カラオケは、まず音量を下げてから

どの学科の人も音感がいいので、カラオケは大変盛り上がります。しかし中でも声楽科は声がデカイ。一緒にカラオケに行く時は、まずマイクの音量を下げましょう。

■集団生活への対応力が強い(器楽科のみ)

器楽科は、オケとかの合同練習が多いせいか集団生活への耐性が強くて、多分、社会に出たら一般企業どころか軍隊にさえ適合できそうです。これが他の学科だと、皆の練習中に平気でジュースを買いに行ったりしますが(笑)。ただしピアノ科は例外で、レッスンが終わるとサッサと帰ります。

■リトミックは何故かB型が多い

僕が所属していた当時の音大の演劇部にはリトミック学科の人が多かったです。それは身体を使って表現する学習方法と共通点があったからでしょうか。そして何故かB型が多い。自己主張が強いことと関係していそうですが、真偽の程は定かではないです。

■卒業後の進路は意外と厳しい

やはり卒業後の進路でしょうか。女性が多いということもあって、半数以上は音楽教室の講師になります。後は1割程度で一般企業に就職しますが、他に大学院へ進学したり、海外の大学へ留学したりしますが、その他は不明です。音大生以外へ自己紹介をする際、音大出身であること伝えると間違いなく「凄〜い!」と羨望の眼差しを受けます。しかし上記の就職に関してもそうですが、社会的にはほとんど相手にされません(爆)。就職活動は厳しいです。

以上ざっくりと音大事情をお話ししましたがいかがでしょうか。音大卒ということで、そこで学んだ技術は就職や仕事にはあまり役に立たないのかもしれません。しかし音楽という共通項によって人と人とが強い縁で結ばれることがよくあります。そんなシーンに出くわす度に、それが音楽の利点であることを改めて感じます。

[Photo by jun560

この記事をかいた人: 羽田 航祐

国立音楽大学作曲学科卒業。6歳の頃からエレクトーンを始め、中高は音楽部に所属し、合唱や和太鼓等を披露した。大学在学中はポピュラー音楽のアレンジを担当する。卒業後はレコード会社での販促活動等を経て、出版社「スカイポートシステム」を設立し、楽譜の企画を行う。後に一橋大学大学院商学研究科経営学修士課程を卒業し、音楽と経営の2つの主軸を持つ編集者を目指し、自らもゲーム音楽等の演奏会に参加している。