アノオト

2014.08.03

みんな触ったことがある「あの楽器」が実に30年ぶりにモデルチェンジ!

幼稚園や小学校で、吹いたことありますよね。なつかしいな。

先日、ヤマハは世界初のバイオマス由来樹脂でできたソプラノリコーダーを発表しました。リコーダーというなじみ深い、そして完成されたような楽器であっても、時代や環境に合わせて進化していくことを教えられましたね。そのヤマハですが、もう1つの発表をしていました。学校教育向けの鍵盤ハーモニカ「ピアニカ」を30年ぶりにモデルチェンジしたのです。2014年10月1日(水)より『P-32E』『P-32EP』として発売します。

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『P-32E』

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『P-32EP』

「ピアニカ」って、実は商品名だとご存じですか?(…私は知りませんでした)。正しくは鍵盤ハーモニカといい、ヤマハが発売しているのは「ピアニカ」、鈴木楽器製作所であれば「メロディオン」となります。

さて、そのピアニカは30年ぶりにどこが変わったのか

まず、持ちやすくするべく、子どもの手にフィットするよう形状に丸みを持たせました。音質を損なうことなく本体を50g軽量化したことで、立ったままでも演奏しやすくなりました。また、立ったまま、あるいは座ってでも、どちらでも使える「演奏用パイプ」を新たに開発。新装備の「クリップ」にパイプを挟むことで、長さの調節ができるようになるだけでなく、吹込口が机につかないため、衛生面にも配慮できるといいます。

いやぁ、「パイプを新開発」には驚きました。きっと従来品をイチから見直して、「パイプが余って演奏しにくそうだし、机につくから汚いんだよ!」と気づいたエンジニアさんがいたのでしょう。30年ぶりのモデルチェンジということですから、もしかしたらちょうどいま35歳~40歳くらいになったパパ・ママ社員さんが、子どもさんが使っている様子から発見したのかもしれませんね。現在、ヤマハの鍵盤ハーモニカのシェアは全体の5割前後なのだそうで、子どもが少なくなる中であっても、こういった細やかな配慮でシェアを伸ばしていこうという心意気が見えます。

「メーカーによってそんなに音が違うの?」と思った方に

ピアニカとメロディオンを吹き比べた動画がYouTubeにありました。
 

 

聞く限りだと、ピアニカの方が元気な音に感じますね。ちなみに、ピアニカもプロがマジで弾くとこんなにすごいんだ、という動画も発見。ピアニストの伊藤英さんの演奏です。
 

 
面白いですね、ピアニカ! 電気を使わず、持ち運びもしやすい点で、エコでポータブルな楽器ともいえる鍵盤ハーモニカ。今回のモデルチェンジを含めて、楽器を演奏する人はあらためて触ってみてはいかが。ちなみに、モデルチェンジしたヤマハのピアニカ、新品だと7128円(税込)するそうで、意外とちゃんとしたお値段なんだな…とびっくり。お父さん、お母さん、ありがとう。

学校普及モデルが30年ぶりのモデルチェンジ ヤマハ ピアニカ® 『P-32E』『P-32EP』 – ニュースリリース – ヤマハ株式会社
Photo by Robin.

この記事をかいた人: 長谷川賢人

編集者、ライター。中学生でネットラジオを配信、高校生は放送部に所属、大学生でピュアオーディオに足を踏み入れ、社会人になって声優に熱を上げるなど、「音」まわりはずっと好きなこと。現在、ウェブメディアで働く傍ら、個人ブログ「wlifer」も運営中。